精神科ってどんなところ?行ってみた感想などをHSP視点で紹介

精神科を受診するのが初めての人は「精神科の中って想像できない」「未知の世界」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

今回は実際に精神科に行ってみた時、HSPの私がどういう風に感じたのかのを紹介したいと思います。

※私の行った病院の精神科の紹介になります。病院や先生によってはこの場合と違うこともあるので、すべての精神科がこうではないということを頭にいれて読んでいただけると幸いです。

 

人気の精神科は予約がいっぱい!数ヶ月待ちになることも…

私の家の近くには精神科がある病院やクリニックが6個ほどあったのですが、そのうちの5個は1ヶ月~3ヶ月先まで予約でいっぱいで、初診の方は予約を取るのがかなり先になるといわれました。

私は先生が女性の方がちゃんと話せると思ったので、女性の先生がいるところがよかったのですが、3ヶ月待ちとのことだったので、仕方なくそこは諦めました。やはり女性だと安心して話ができるという人が多いみたいです。

 

当時の私の精神状態は本当にひどいもので「1日でも数時間でも早く誰かに話を聞いてもらいたい」もしくは「心が落ち着く薬などを処方してもらいたい」という気持ちでいっぱいでした。そんな中、5個も電話して予約が取れないことに正直心の底から絶望してしまっていました。

精神科を受診したい場合は難しいと思いますがかなり早めに予約を取っておくことをおすすめします。

 

電話またはネットで予約をする

昔は電話が多かったようですが、最近ではネットでも予約できる精神科も増えているようです。今回予約が取れた病院は初診の人は電話予約しか受け付けていなくて、電話で予約をしました。

受付の女性が電話に出てくれて、「どういう症状があるか」「どういう時につらいか」などといった質問があり、私はその時のことを思い出して泣きながら電話をしたのですが、そういったことは日常茶飯事なのか、とても落ち着いた対応をしてくれて助かりました。

予約が取れた病院での体験談

唯一予約で来た病院の待合室で問診票を書く

6個目の病院でようやく予約がとれ、電話をした2日後に診てもらえることになりました。そこは大きな病院の中に精神科もあるという風な感じで、問診票を書くのも一階にある他の科の受付と一緒の場所でした。

私は正直もっと狭い廊下とかで、問診票を書くのかなと想像していたので、泣いているのが他の患者さんにバレないようにマスクをして顔を伏せながら問診票に記入をしました。正直この時点で来なければよかったとここでもう思っていました。

頷いてしまった研修医の同伴

受付の女性に記入した問診票を提出すると、受付の女性から研修医の人も同伴してもいいか?というような質問があり、私は問診票を書いただけでかなり疲れ切っており、思わず頷いてしまいました。

研修医の同伴は断ってもいいので、初診の方は絶対断るべきだと思いました。普通に考えて自分の悩みやしんどいと思っていることを人に聞いてもらうだけでもHSPである私にとってかなりしんどいことなのに、2人となるとかなり圧迫感のようなものを感じました。

 

 

 

初診の部屋に通されて先生と話す

受付の方から説明があってしばらくしてから初診用の部屋に通されました。

この病院では初診用の部屋とその後の部屋が違うような形式をとっているようで、次来る時は別の部屋で診察するという話を聞きました。

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精神科の先生と先程言っていた研修医の人が少し離れた場所に座っていました。

テーブルがU字型に並べられていて、先生は右のテーブルに。私は手前のテーブルに、研修医の人は左のテーブルの端っこに座っていました。

そしてその部屋は完全な密室ではなく、私の座っている目線の先には廊下が横切っており、他の科のお医者さんや看護師さんたちがうろうろしているような状態でした。その廊下との間にカーテンがあったのですが、何故かカーテンは畳まれていました。

 

私は自分が話すと絶対泣いてしまうとわかっていたので、ティッシュを持参していました。そして終始鼻をすすっている状態でした。あとから気付いたのですが、少し離れた場所にティッシュが置かれていて、なんだか恥ずかしくなりました。泣いていても特にそれに対して反応はなく、先生は淡々としていました。研修医の人はずっと黙ったまま下を向いていました。

 

診察の内容的には

  • 先生が私に質問をする⇒私が答える⇒PCに打ち込む⇒また質問する
  • 質問が終わると何か話しておきたいことがあるか聞かれる

という流れでした。

正直なところ私は誰かに見られながら話をするのが得意ではないので、ずっとPCの画面を見ていてほしいと考えていましたが、普通精神科の先生は患者の方を見てどういった状態かなどを判断をするそうで、話をするときは向き合って話す先生でした。

研修医の人は特にノートにメモを取ったりするわけでもなく、ずっと俯いて自分は空気です。みたいな雰囲気でそこに座っていました。

 

正直2人も人間がいるとただでさえ話しにくいのにより一層話しにくくてOKしたことを後悔しながらかなり無理をして話していました。 私は仕事のことで落ち込んでいたので、休職届を出してみてはどうかなどの話を聞いて、次の予約を取ってもらい部屋から出ました。

 

私が持っていた精神科のイメージは対面ではなくて、少し斜めに置かれたソファに座って目線が合わずに話すのを想像していたので、ギャップがすごかったです。なんだか進まない会議をしているようで結構苦痛な時間でした。

個人的にはカーテンで仕切られて先生とは対面はせずに話せたら楽なのにとも思いました。HSPな私は人の視線が気になってしまうので、診察中は正直無茶苦茶しんどかったです。

 

 

 

個人的につらかった点

  • 精神科の患者でも普通の患者さんたちと同じ待つ場所が一緒だったこと
  • 診断が終わってから部屋を出るとすぐに大きな待合なので、普通の患者さんもいて視線が気になって仕方なかったこと
  • 先生がこちらを向いて話をすること
  • 正直話を聞いてもらっても気持ちは晴れなかったこと
  • 処方された薬がまったく効かなかったこと

私は見られるのが好きではない性格なので、先生がこちらを向いて話をするのが正直一番つらかったです。泣くと鼻水が出てくるので、鼻をすすったり、かんだりしていたので、それを見られるのも恥ずかしいし、しんどかったです。

 

同じ理由で、待合室が他の科の患者さんたちと同じなことが結構つらかったです。診察が終わってぼたぼた泣いている状態でまた待合室でしばらく過ごさないといけないことが苦痛でした。この病院だけかもしれませんが、予約する際は調べたち、電話で事前に聞いた方がいいなと思いました。

 

そして何より、人に愚痴のようなことを聞いてもらっても全く気分が晴れなかったのがつらかったです。話すことで楽になる人もいれば、そうでない人もいるというのはこういうことなんだなと思いました。そしてこんな話を聞かせられて先生に申し訳ないなともずっと感じてしまっていました。

 

不安を和らげる薬を処方してもらったので、それを飲んでストレスの元である職場に行ったのですが、まあこれが全く効かず、私は「薬ってこんなに頼りないものだったっけ?」と思いながらその職場を辞める手続きをしました。これもきっと個人差があるんだろうなと思いました。

次の予約をしたものの

数週間後に予約を先生がとってくれたのですが、薬も効かないし、研修医さんがいてもいなくても結局普通に話しにくいなと感じていたので、次の予約は電話で事前にキャンセルしました。そしてストレスの原因であった職場を辞め、少しだけ穏やかに日常に戻っていくことになりました。結局はストレス源から離れる方が早いと感じました。

 

お金がなかったからというのも理由のひとつです。初診で3割負担で確か3000円前後くらいだったと思います。大人には大した金額ではないと思うかもしれませんが、もう仕事は絶対やめると決めた後だったので、お金は温存しないとなという気持ちが働いた結果でもありました。

全体的な感想

私の場合は精神科に行ったことは正直救いにはなりませんでした。この病院の設備というか、環境がよくなかったのもありますが、他人の視線が気になるHSPにとってはこの精神科は居心地の悪い環境のように思えました。

 

ストレスの源が職場の人間関係などにあるのなら、仕事をやめてしまうのも手だと思います。精神科の先生は休職届を提出することを勧めてくることが多いのですが、休職したとしても結局その職場に戻らなければならないわけで、根本的な解決にはなりません。どうしてもその職場で働けないと思ったらすっぱり辞めてしまう方が楽だと感じました。

 

ひとつ注意が必要な点が、適応障害やうつ病と診断されることによって、保険会社の契約の更新の時に「2年の間に特定の病気になったことがあるかないか」といった内容のことを聞かれる(記入する)ことがあります。そういう保険の更新などの関係からそもそも病院にはいかない方がいい期間があることを頭に入れて置いたほうがいいと思います。

 

私の場合は子どもの頃から母が私に保険をかけてくれていて、私が精神科に行ったことを知らずに保険の更新の手続きをして、保険の人とちょっと困ったやりとりがありました。保険関係のことは小さい頃に入れてくれた親が一番知っていると思うので、親に聞いてみてからにした方がいいと思います。

正直仕事を辞めて助かったという気持ちが、保険のことを知ってから「どうしよう」という焦りでまたストレスをかなり感じたりもしたので、先に更新の日や契約のことなどを聞いておいた方がいいと思いました。

 

 

 

今回のまとめ

今回は私が初めて精神科に行ってみた時の感想をまとめました。

  • 基本的に予約制で電話やネット予約などがある
  • 人気な精神科は予約がいっぱいだと思った方がいい(最長で3か月待ちのところもありました)
  • 人から見られて話すのが苦手な人には向かないかもしれない
  • 仕事が原因の場合は休職を勧められることが多い
  • 進まない会議をしているように感じた

人気の精神科は本当に予約が取れません。そのため少しでも誰かに話を聞いてもらいたいと思ったのなら、ネット予約をしておくなど早め早めの行動が必要です。始めて精神科の予約をするという方もネット予約なら安心して行えると思いますし、キャンセル不可と書いている精神科はあまりないと思いますがそういった病院は避けて、もし精神的に「もう大丈夫」となったらキャンセルすればいいと思います。(キャンセルの手続きは手順通りにきちんとしましょう。)

 

私は正直いうと今回紹介した病院には行かないと思います。その時行った精神科はレビューなどがGoogleや他の口コミサイトで探しても投稿されておらず、何の情報もなく行ったので、どうしようもなかったのですが、精神科にかかる時はレビューを参考にしてみてから行くか、どういう風な場所で話をするのか事前に電話で聞いてみてもいいかもしれません。

 

あとは「何がつらいのか」「何で悩んでいるのか」をちゃんと言語化してから診察を受けた方がいいと感じました。普段こういった愚痴などを人に聞かせることが少なかったせいか、私は自分の気持ちをどういう風に相手に説明したらいいのかわからなくなってしまって、話したいことがまとまらなかったためです。

そういった話を普段することがない方は、事前に準備してから行った方がいいと思いました。

 

正直に伝えたいこと

今回は私が実際に初めて精神科に行った時のお話を紹介しました。HSPなせいか職場でつらいと思うことがあって1度だけお世話になった精神科の話でした。

「仕事のことで悩んでいる」というように理由がはっきりしているのなら、正直精神科にお世話になるよりも仕事を辞めた方が早いと私は思いました。

私の診察結果は「適応障害」だったのですが「休職しても結局はあの場所に戻らないといけない」と考えるともの更にしんどくなってしまったので、休職はせずに退職することにしました。後悔はしていません。

 

「HSPはすぐに逃げる癖がついていてよくない」といった意見も時々目にしますが、逃げないと下手するとこっちの心が病んでしまって最終的には命を取られることにも繋がったり、これからの人生ずっと暗い道を歩いていかなければならない結果にも繋がりかねません。

 

私には精神科の雰囲気や診療方法自体が合いませんでしたが、HSPにもいろんな方がいると思うので、話を聞いてもらうだけでも少しは気が晴れるという方もいると思います。そういう方は一度病院をリサーチをした上で訪れてみてもいいと思います。

 

1度行ってみて、少し気が晴れたのなら続けて通院してみてもいいですし、先生の態度が気に入らないとか、病院の雰囲気が苦手だったと感じたなら、通うのを辞めてもいいと思います。

精神的な意味での自分の命を守れる選択ができるのは自分だけです。病院に行くか行かないかを決めるのも自分です。初めてのことをする時はどうしてもHSPの気質上「行きにくい」という感情が働いてしまうと思いますが、どうしても話を聞いてもらいたいという気持ちがあるなら一度来院してみましょう。

 

他人に話してみることでものすごくすっきりするかもしれませんし、そんなにすっきりしないかもしれません。私はそのすっきりはしなかった派でしんどい思いもしましたが、精神科に一度行くことによってこれからの自分の方向性を固めることはできました。

「自分がどうしなければいけないか」ではなく「これから自分がどうしたいか?」と自分に問いかけるいい機会にもなったと思います。そういう機会はHSPの私にとってあまり普通に生きていて感じられるものではなかったのでとても新鮮でした。

これを読んでいる方にもそういった機会が訪れることを祈っています。