HSPを知った経緯&向かない職場で働いた時の体験談と学んだこと

今回は私が「HSPを知った経緯」と「HSPが向かない職場で働いた時の体験談」を紹介します。

 

HSPを知った経緯

HSPという言葉を知ったのはTwitterのフォロワーさんからのツイートでした。

  • 「自分が怒鳴られているわけでもないのにその場にいるだけでつらくなるし泣きたくなる。」

といったようなツイートを私がして、それにリプライをくれました。はじめて聞く言葉だったので、ネットですぐに調べました。

HSPとは

ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性[1][2])を持つ人のこと。テッド・ゼフの著書「The Highly Sensitive Person's Companion」による定義では「産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」[3]とされる。

引用:ハイリー・センシティブ・パーソン - Wikipedia

調べてみて、HSPかどうかが分かる診断が無料で行えるサイトがあったので、そこで自己診断をしてみたところ以下のような結果でした。

HSP診断テストの結果

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診断結果

スコア:121
(-52~140)

HSP度:【強】

非常に強いHSPの可能性があります。
他の人に比べて困難な点が多くあると思いますがその反面、他の人よりも優れた点が多くあります。
世界に必要な才能を備えているあなたは自分に自信を持った生き方をし、そして疲れた時は休息をとりましょう。

引用:https://hsptest.jp/

Wikipediaを読んだ時も漠然とそうなんだろうなと思っていたのですが、ほぼ思った通りの結果でした。診断では沢山質問があり、その中から5段階の選択肢が表示され、それを選んでいくというような形でした。

  • 人と関わらなければいけない場所が苦手。
  • 友人を出かけたりすることはあるけれど、すぐに疲れてしまう。
  • 他人に合わせるのが苦痛。
  • 他人に監視されるのが嫌い。
  • 大きな音が嫌い。
  • いろんな音を不快に感じる。

私は特に上のような「音に関係すること」や「他人との付き合いのでストレス」関係の質問に対して「完全にあてはまる」が多い印象でした。

 

絶望的なことを知ってしまう

  • 「HSPは生まれ持った気質であり、生涯変わることがない

HSPは病気ではなく、生まれ持った気質だということを知りました。

「生涯変わることがない」という言葉から「あなたはひどい心の病気だけど、治る見込みはないので一生このままです。」と当時の私は正直そう言われた気分でした。

 

こんな気持ちのまま生きていかなければいけないことに絶望して、夜になるとずっと泣いていました。HSPではない人達は平気そうな顔して暮らしているのに。自分はなんでHSPなんだろう。生きているのが苦しい。疲れる。しんどい。つらい。そんなことばかりを考えて、ずっと家にいるようになりました。

 

しかし成人していたので、毎月毎月いろんな税金や保険の支払いが迫ってきます。あまり貯えがなかったので、仕方なく派遣社員として、とある工場で働くことにしたのです。

 

向いていない仕事に就いて後悔した体験談

私が工場で仕事をし始めた時の体験談をいくつか紹介したいと思います。

ちなみにここで私が紹介する職業は工場での検品系なのですが、全部が全部こんな職場ではないです。工場系の職場で元気に働いているHSPの方もいます。

なので、これを読んで「工場系はダメだ」と全ての工場系の仕事を否定から入るのではなく、入ってみて似たような環境なら辞めておいた方がいいのではないかと思う所存です。

気を使いすぎて疲れる研修制度

その工場は、研修中の人間は正社員と一緒でなければ工場の作業をする場所に入室することができませんでした。

出勤して、初めての時は5分以上かかる着替えをして、厳しい沢山のチェックを終えて工場の中に入る。という風な流れでした。問題は休憩後の時間でした。

 

私は緊張とまだ入ったばかりで着替えに慣れておらず早めに着替えていました。休憩時間終了の10分ほど前のこと。着替えると休憩室の椅子に座ることができないため、廊下で立って正社員の人を待っていました。

 

正社員の人が廊下を通りかかって「ごめん。すぐ準備するね」と急いで申し訳なさそうに休憩室に入っていきました。私は「ゆっくりで大丈夫です。」と言って待ちました。

そして待っている間いろんなことを考えてしまいました。

  • 「休憩あと10分もあったのに研修中の自分のせいで休憩時間が削られたと思われてそう」
  • 「これで嫌われたらどうしよう」
  • 「真面目すぎるとめんどくさいなこの人とか思われてそう」

考え出したら止まりませんでした。

 

 

 

見られていると緊張して通常時より失敗しやすくなる

仕事が再び始まって、検品をしていると1度、正社員の人に注意を受けました。

ここではまだ怒鳴られたわけではありません。

「こういうのはこんな感じでお願いします~」

と語尾を伸ばして年下の私にも敬語で優しく教えてくれました。

けれど私はとても恐怖を感じました。

「次「こういうの」がきて言われたとおりにできなかったら?」

失望される。使えないと思われる。見下される。嫌われたくない。そんな気持ちが頭を過り続けました。

 

私は気を張って、検品を続けました。後ろからの視線を感じながら。そして別のことで注意されました。うまく思考が働かなくなりました。

見られているのことにひどいストレスを感じました。見ないでほしいとずっと内心思っていました。その正社員の方が悪くないのは分かっています。しかしどうしても緊張せずにはいられませんでした。

 

気が短い怒鳴る正社員

しばらくして先程注意をした人とは違う正社員がやってきて、

怒鳴りながら私の前に立っていた同じ時期に入った派遣の人に注意をしました。

  • 「こういうのははじいてもらわなと困る!」
  • 「ちゃんとしろ!」
  • 「わかってんのか!」
  • 「もっと手を動かせ!」

これこそ突然切れる老人といった雰囲気の男性でした。その男性はそれを言い終わると先程私のことを注意をしていた正社員の人を呼びつけ、

「ちゃんと教えたってや!」と大声で吐き捨てて隣の部屋に消えていきました。

優しい方の正社員さんはもう一度丁寧に、私と怒られていたもう一人に説明をしてくれました。私は自分が怒鳴られたわけでもないのに眼鏡とマスクの下で泣いていました。

 

その工場では全員目元以外同じ服で隠れているので、名前が書かれたマスクを身に着けているのですが、その怒鳴った正社員はマスクに名前を書いておらず、用意周到だなと後から思いました。

 

その正社員もいなくなってから、同じレーンにいた怒られていた人とは別の同じ派遣のおじさんがこういいました。

「あんたらが入りたてやから、あのおっさんあたってるんやわ。気にせんでええ。研修中の辛抱や。俺が君みたいな行動してても怒られへんもん。」

どんな職場にも問題のある職員はいると思いますが私がいろいろ経験してきた中でここは最悪の環境だと思いました。そして「こんなことが許されている環境なんだ。求人がずっと出ているのも納得できるな。」とも私は内心思いました。

 

そういう風に考えたのは一瞬で、もっと別の問題が私にはありました。 

【この環境でしばらくの間、出勤しなければ研修が終わらない。】という問題です。

  • 「せっかく決まった仕事」
  • 「でもこんな場所で数回でも過ごせるのか?」
  • 「私には到底無理だ」

理不尽に憂さ晴らしのために怒鳴る正社員。一緒に行動しないといけない制度の中の空気感や怒鳴っている正社員に何も言わない他の正社員という構図。

普通の人なら「研修さえ終わればこっちのもの」と考えられるかもしれませんが、私には耐えられませんでした。

1週間近くでその職場を辞めることを決める

人生初めての精神科にお世話になり、いろいろとお話を聞いてもらったり、お薬を処方してもらったりというようなことをしてもらい、数回また職場で働いた結果。

 

私は職場を辞めること決め、派遣会社の担当の方に電話をしました。

この職場は辞める人がものすごく多かったらしく、すぐに「あーやっぱりそうなんですね…。わかりました。手続きしておきます。」と納得して手続きをしてくれました。

 

あの工場では朝礼のようなものがあったのですが、その時に社員さんが毎回、

  • 「今月は忙しくなるので、急いでいても安全に。そして、派遣さんには優しく。優しく教えてあげてくださいね。長いことお互い気持ちがよく働けるように優しく教えてあげてください。」

何回も念押しするように毎回毎回、朝礼で言っていました。

その社員さん本人は言葉の通り、誰にでも優しく接してくれて話もしやすい感じでいい人でした。

そういう努力をしている人の裏で別の正社員は新人を怒鳴って憂さ晴らしをしている事実。私はこの会社の闇を見た気がしました。

もうその職場を辞めて時間がたちますが、求人募集は常に出ており、時給が上がり続けています。

 

これらの出来事で学んだこと

こういった出来事から私は「向いていない仕事(職場)で働くとろくなことがないな」と感じる一方、結局HSPの人間は仕事(職業)の内容は問題ではなく、

「人間関係の酷さでものすごく疲れる」ということでした。

そして一番問題なのはその人間関係というものは職場で実際に働いてみないことには全く表に出てこないことだと思います。

 

結局は一度働いてみないことには今回話したような同じ人間としてどうかと思うような人間がいるかどうかは分かりませんし、会社側がそういう人がいるということを事前にを話してくれることもありません。

 

そのため「数回出勤してみて「どうしても駄目」だと感じたら辞めればいい」というくらいの軽い気持ちで働いてみることをおすすめします。

「そんな責任感のない…」「自己中心的な…」とHSPの方なら考えてしまうかもしれませんが、その方が圧倒的にそういった気持ちでいた方が後々自分が傷つかずに済みますし、お金のかかる精神科に言ったり、つらい気持ちで泣かずに済むことにつながると思います。

 

 

 

おわりに

今回はHSPを知った経緯と向かない職場で働くとどうなるかを体験談を交えて紹介しました。

「HSPを初めて知った」「自分もHSPかもしれない」と思った方は診断テストをやってみて、判断してみてもいいかもしれません。

自身がHSPということを知るだけで、仕事関係以外でもHSPには向いていないことを避けられたり向いていることを見分けたりもできると思います。

 

私が今回紹介した体験談の中で出てきた職場の上でお話したように求人は今調べても出てきます。今回お話したようなことがきっと今も行われていて、人が入っては出ていき、入っては出ていきという状態になっているからだと推測できます。

 

当時は時給が1300円近くだったのですが、現在1400円~1500円近くになっていて、人手不足なんだろうなと思いました。あまり夜勤でも時給が高くて、ずっと求人がネットに出ているところはHSPにとっても普通の人にとっても要注意かもしれません。

 

結局は仕事内容よりも人間関係が重要だということが、今回の一件から私が学んだことです。

HSPの人は他人が怒られているのを見てもストレスを感じてしまうのが職場でつらいと感じるところでもあります。

自分がどれだけ気を付けていても他人がミスをするとこちらまで精神攻撃を食らうわけですから避けようがないわけです。(そもそも怒鳴る人がいなくなればいいのですが、それは現実的には無理なのがつらいところです。)

 

ストレスにずっとさらされ続けるとHSPではない普通の人でも精神的に参ってしまいます。そういう環境に身を置くことを止めはしませんが、どうしてもその職場でなければならない理由がない限りは逃げてしまってもいいと私は思いました。